@グランド
  学校体育の施設や設備の充実は、生徒の運動への関心や意欲を高めるために重要です。
グランドや築山など体育活動の利用頻度が高い場所を芝生化することで、体力向上、環境教育など
の点で、大きな効果をもたらします。

A屋上
  近年問題となっているヒートアイランド現象の緩和、またグランドのサブ機能を発揮します。

B前庭
  前庭は、地域の人々の目につきやすく、生徒のみならず地域住民全体が環境への関心を高める
ことが可能となります。

Cグランドのフェンス周辺
  グランド周辺は、運動会やサッカー、野球などの応援席となり、人々にコミュニケーションの場を提供します。

■ 芝生の種類と特性
  芝生の種類は大別して寒地型芝と暖地型芝に大別され、グランドによく使用される芝生のうち、
日本芝(ノシバコウライシバ)及びバミューダ(ティフトンシバ)などは暖地型芝に属し、ブルーグラス、
ライグラス、フェスク等は寒地型に属します。
  暖地型芝は一般に葉が堅く、踏んだりする磨耗に対して強い性質を持っています。また乾燥にも
強く肥料も少なくてすみます。成長は西洋芝に比べて遅く、刈り込みも少ない回数ですみますが、
反面種子が発芽しにくいため、張り芝か播き芝で芝生面を作ることになり、初期費用がかさみます。

  寒冷地は、日本では北海道や東北で主に使われています。この種の芝の多くは牧草の改良種で、
生長が早く、葉が柔らかい種類が多いのが特徴です。また暑さや乾燥、肥料不足に弱い面をもっています。
それでも冬に緑色の芝生は人気が高く、最近見られる庭が増えています。
  北陸地方では、一般的に暖地型のノシバやコウライシバが広く使われており、グランド緑化のについても、
生育、管理面に有利です。
●ノシバ
  ノシバはコウライシバに比べて葉幅が広く、葉質も堅いので粗い感じがする。しかし、踏圧には強く、
肥料の要求度も少ないので、公園の広場や斜面、ゴルフ場のラフなどに利用されている。
生長は日本芝の中で一番遅く、日陰に弱い。
●コウライシバ
  コウライシバは、芝生として一般的に見られるもので、ノシバより葉が細く、やわらかい。
草丈はノシバより高くなるので、適度に刈り込む。公園や家庭の芝として利用。
■ 芝生化の適所

学校緑化事業